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2025年3月13日
新たなハーモニー 〜最終章〜

翌朝。

「うぅ……昨日飲みすぎた……。」

大越親方は頭を抱えながら、作業場の片隅で呻いていた。

「親方、大丈夫?」

速ステが心配そうに近寄る。

「うーん……助けてくれ……。」

すると、道具たちが一斉に動き出した。

「水を持ってこい!」とバケツの「バケじい」。 「冷たい風を送れ!」とスプレーガンの「風神」。 「二日酔いには甘いもの!」とローラーの「速塗」が差し出したのは、昨日の現場で貰った飴玉。

ステラはそっと親方の背中を支え、 「大丈夫、今日も支えるわよ。」と優しく微笑んだ。

親方は頭をガシガシと掻きながら、 「……お前ら、ほんとによくできた道具たちだな。」

道具たちは誇らしげに笑った。

その日の作業が終わった後——。

親方は家に帰り、家族と夕飯を囲んだ。

「親方、今日は家族とゆっくりな。」

速塗がぽつりと言うと、親方は微笑んで頷いた。

「おう、たまにはのんびりするさ。」

道具たちは静かに見守りながら、塗装の仕事を支える誇りを感じていた。

その夜。

親方は心地よい疲れと酒の酔いに包まれながら、布団に潜り込んだ。

——そして朝。

「……え?」

親方は違和感を感じた。

布団が妙に冷たい。

「ま、まさか……!!」

親方は飛び起きた。

「えっ!? 俺、寝小便したのか!??」

作業場では道具たちがクスクスと笑っていた。

「親方、昨日飲みすぎって言ったのに……。」

速塗が呆れたように言うと、ステラが優しく言った。

「仕方ないわね、今日は水仕事が多いから、たっぷり汗をかいて忘れましょう?」

「うぅ……お前ら、黙っとけよ……。」

お前達の前で、俺、なんか照れ臭えだろ笑 寝小便なんて小学4年生以来だもんな!

親方は頭を掻きながら、道具たちの前で照れ臭そうに笑った。

そしてその日も、大越塗装は新たな壁に色を塗り、日々の物語を紡いでいくのだった。

おしまい 〜最終章〜

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